「言えない関係」放送!連ドラの役割・坂元裕二

2018年09月24日

カルテットと視聴率

視聴率ってなんだろうってこの頃思います。
そりゃテレビ局もスポンサーがつかなければ
番組作りは出来ないわけですし
スポンサー側だってより沢山の人々に観てもらえれば
自社の製品等の売上向上につながるわけです。

ですからテレビ局は万人受け狙いの番組を制作するのは当然です。

でもドラマやバラエティー番組などを見るにつけ
マンネリ化の刑事ドラマや相変わらずのドクターものとか
奇をてらい過ぎて浮世離れした
その場限りのドラマが流れております。

バラエティー番組なども出演者が
やけにはしゃいでいたりして興ざめしてしまうものありで‥
団塊の世代が居なくなったら
TVはどうするのだろう?と思ってしまいます。

「いつものあの番組」の類ドラマ、バラエティーは
私の場合、今はほとんど見ることはないです。

しかし「いつものあの番組」の類ドラマ、バラエティーだって
最初の頃は新鮮味もあり私だって楽しみに観ていました。
10年も20年も手を替え品を替えやっているみたいですが
流石に見る意欲がわかなくなってしまいました。

ずっと観ているからある意味習慣になっちゃって
何も考えることなく観ていますっていう
私の友人のような人も結構いるのかも‥

なんだろう?テレビ創世記の頃って作りても初心者
見る側も初心者でザワザワ感がものすごくて
子供の頃の私にもテレビ側と見る側のエネルギーを感じました。

昔のテレビは観ていますと「しばらくお待ち下さい」という
画面にしょっちゅう行き当たりました。
観ている方は「ふーん」と思うだけで過ぎていきました。

テレビ側って結構ふてぶてしくやっていました。
見る側も納得していました。

それってお互いを理解していたからなのです。

世の中自体も創世記のような頃でしたからね。

あの頃のあの感じがいまあればねえ。

番組作りも、もっと冒険ができるような気がしないでもないです。

そんな中で終了した後でも何度も観たいと思ったドラマがありました。
去年の冬1月期のドラマ「カルテット」です。

今まで見てきたドラマの中ではダントツ1位ですね。
Blue-rayを購入して何度もみております。

聞くところによりますと「カルテット」の視聴率は
それほど良くはなかったそうです。


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ある日、大人の男女4人はカラオケ屋の各部屋におりました。
一人を除いた3人は偶然を装おってその場にいるのでした。

物語はここから始まります。

私はこの第一回目から惹きつけられました。

時間列で起こる突発的な出来事
見え隠れする人間の心と行動の齟齬
悲しさが滑稽に見える瞬間
生活する中に潜んでいる危うさ怖さは興味深かったです。

そして何よりも物語の伏線となるセリフの数々‥

私は唐揚げとレモンを見ると「レモンかけますか」
パセリを見ると「サンキューパセリ」の場面を思い出します。
「ミゾミゾする」はいろいろな場面で使います。
友人に「夫さん元気」なんて「夫さん」も頻繁に使ってます。

ドラマのセリフがこんなにも自分の中でいきいきと生続けているって
あまりないと言うより初めてかも知れません。

私はテレビの番組作りに関わったことはありませんが
造り手側が想像力をもっと働かせて
自分達が観てみたいなあと思う
番組をぜひとも作っていただきたいです。

リアルタイムの視聴率が高いに越したことはないです。

でも年数が経ってもその番組が比較的多く人の記憶の中にとどまり
コンテンツ配信、ディスク化等に寄与できるかどうかで
価値が決まるように思います。

カルテットはドラマの持つ世界観が後になってもじわじわと
体の中に入って来る感じです。

何回も観てセリフが頭の中に入ってしまっています。

真紀さん、すずめちゃん、別府くん、家森さん
又観たいですねえ。続でも第2部でもいいです
4人のその後が観てみたいのです。





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wxy812 at 19:30│Comments(0)連ドラ | 思うこと

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