「竜の道」読了坂元裕二朗読劇2020は公演中止となりました

2020年04月02日

「鉄の骨」WOWOWで再び



「鉄の骨」は池井戸潤さんの小説です。
講談社の月刊文芸PR誌「IN★POCKET」に連載され
2009年講談社で単行本が刊行され
2011年には文庫本が刊行されました。

2010年7月3日(土)から31日まで
NHKの「土曜ドラマ」で全5回放送されています。
キャストは主演小池徹平さん(富島平太)カンニング竹山さん(西田吾郎)
中村敦夫さん(三橋萬造)陣内孝則さん(尾形総司)
臼田あさ美さん(野村萌)高橋一生さん(山本勲)他です。

2007年に実際に起きた大手ゼネコンの談合事件が題材になっています。
見終わった後「はぁ~!」と思わず息を吐くような
そんなドラマでした。見応えありました。

『ゼネコンの代表者が集まり
公共事業の割り振りを調整する「談合」が
社内の人事異動により仕事となってしまった
入社4年目の中堅ゼネコン一谷組の社員富島平太(小池徹平)は
違法行為である「談合」に躊躇し抵抗を感じます。

平太は苦悩しながらも社運をかける大口公共事業の入札に
必死に挑みながら受注を目指し仕事にやりがいを見出します。

ところが一谷組は入札を巡る企業間の策略による
談合の妨害や告発にあいます。
競走相手をへらすための業界が仕組んだ陰謀でした。

そんな中富島平太は業界のフィクサーと出会い
交流するに従い談合による人々の宿命やしがらみを知る事になります。
談合は建設業界において本当に「必要悪」なのかどうか
正義とはどこまでのものなのか
善悪をはっきりと別けて絞り切れないジレンマと
清濁併せのむ気概がなくてはとても務まらない心情に陥ります。

その後一谷潰しの陰で多額のお金が
フィクサーを通じて政治家へ流れているのを知ります。
深い闇が立ち込める業界の実態を富島平太は目の当たりにしました。

その頃水面下では地検特捜部の動きが活発になっていました。』

このNHKのドラマに高橋一生さんは脱談合を掲げる
トキワ土建という建設会社の山本勲社長の役で出演しています。
トキワ土建と一谷組の絡みは緊迫したものがありました。
矜持を保ち腹を据えた山本社長の入札の様子は
小さな建設会社が生き残りをかけ
鎬を削るように挑む気概を感じました。



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                         NHK 「鉄の骨」より
                  
世の中の仕組みが
澄んだ水を湛えたプールの様に隅々まで
気持ち良く見通せれば何の問題も無いわけです。

実際に各業界の仕組みの中で働いてみないと
実態はわかりません。
その実態が真っ当であれば努力して前へ進めばいいだけです。

しかし談合のような違法行為が行われていて
しかも社命に関わるほどの結果を齎す現場で
仕事をしなければならないとしたら‥
組織の一員としてどう動いたら良いのでしょうか?
いけない事と知りつつ持ちつ持たれつ調整しあうわけです‥
そんな時、自分だったらどうするのか。

私はやはり違法行為は嫌ですよやっぱり‥
いくら会社の為とはいえ‥

果たして社員の富島平太はどのようにふるまうのか
これは見てのお楽しみです!

今回WOWOWで放送の連続ドラマW「鉄の骨」は
富島平太に神木隆之介さん尾形総司に内野聖陽さん
西田吾郎に中村獅童さん三橋萬造に柴田恭兵さん
野村萌に土屋太鳳さんという配役です。

4月18日(土)夜10時スタートです。
第一回は無料放送だそうです。

鉄の骨 (講談社文庫) [ 池井戸 潤 ]
鉄の骨 (講談社文庫) [ 池井戸 潤 ]

【中古】 鉄の骨 DVD−BOX /小池徹平,豊原功補,臼田あさ美,池井戸潤(原作),川井憲次(音楽) 【中古】afb
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