「竜の道」最終回!「おじさんはカワイイものがお好き」と「トクサツガガガ」

2020年09月23日

「妖怪シェアハウス」面白かった!



「妖怪シェアハウス」面白かったです。
私がこのドラマに最初に興味を持ったのは
監督が豊島圭介さんだった事です。

この方は私の推しである高橋一生さん初主演の
2004年のテレ東、東宝共同制作「怪奇大家族」の企画監修、原案
1,2,7,8怪の監督だったのです。

因みにこの3月公開され話題になったドキュメンタリー映画
「三島由紀夫vs東大全共闘50年目」の監督は豊島圭介さんです。




そして本来なら4月期ドラマのはずがコロナで延期され
7月期ドラマとして28日にスタートし9月15日最終回を迎えた
「竜の道」で、あの霧島まゆみ役の松本まりかさんが
「妖怪シェアハウス」に出演されていたのです。

妖怪シェアハウスの住人の一人で
言わずと知れた「うらめしや~」の四谷怪談のお岩さん役でした。
人間の姿の時は四谷伊和と名乗り心優しいナースという
まあ、霧島まゆみ役とは趣を全く異にした役どころでして‥
しかも8月1日スタートで9月19日最終回です。
「竜の道」と並走状態だったわけです。

同時期のふたつのドラマでの
松本まりかさんのお芝居に興味がありました。


まりかさんのお岩様は色っぽく
女性らしい細やかな優しさに満ち溢れながらも
深い悲しみの深淵に沈んだ想いは晴れようもなく
いたるところで見え隠れしますが
妖怪仲間との会話のやり取りはリズミカルにこなすという
とっても豊かな表現力を垣間見る事が出来ました。


そして!!興味深いのが池谷のぶえさんの存在です。

2014年放送の「夜のせんせい」では
スナック「来来」の国籍不明っぽいママで桜の友人凜々役でしたし
2015年放送の「民王」では定食屋
「キッチンやみくも」の店主の奥様闇雲郁代役でした。

今回は妖怪シェアハウスの住人で縁起の良い精霊座敷童子役で
人間の姿の時は和良部詩子と名乗っていました。
どう見ても童子には見えないのですが自分を「わらしは‥」と表現し
シェアハウスの寮母的役割を熟していました。


池谷さんは吉本興業所属のクリエイター
宇治茶(ツチグロシオマネキ)作成の
劇画+アニメーション!人呼んで「ゲキメーション」の
見たところ可愛らしさなど微塵も無く
どちらかと言えば昭和初期、大正時代?と見紛うばかりの
幼子が怯えるようなおどろおどろしいタッチで描かれた
動く紙芝居的な動画の解説兼ナレーションを担当されていました。

そのタイミングが訪れると「むか~しむかし」と
抑揚を押し殺した聞きやすいトーンの声が流れ始めます。

そしてお歌も入ります~むか~しむかしお上手です~

私は「むか~しむかし」が始まる時の小気味よい間のとり方と
発声の微妙な切り替わり方に対し反応してしまい
妙に興奮し高揚感すら覚える程嵌ってしまいました。

座敷童子からプロのナレーション担当者に為り代わる瞬間の
表情の妙と視線の定め方は尊敬に値します。
憧れに似た心持ちになります。

そして何と言いましても可笑しいし面白いです。



もう一つの興味は大倉孝二さんの存在です。
やはり「夜のせんせい」「民王」「カルテット」などで拝見し
最近では映画「ロマンスドール」でピエール瀧さんをしょっぴく
刑事役で出演なさっていました。

以前から印象に残る俳優さんとして私の中で
その存在は年々大きくなっており
一挙手一投足をしっかり拝見させて頂いています。

今回のお役は妖怪シェアハウスの住人で
かつては池や沼の神であった妖怪ぬらりひょんです。
人間の姿の時は弁護士件経営コンサルタントで
カレー店のコンサルタントをしており
沼田飛世と名乗っています。
因みに大倉さんは実生活でもカレーに凝っています。

ぬらりひょん!良かったです!
会話の間のとり方といい視線の投げかけ方といい
ポロッとこぼす台詞は台本どおりなのかしら?
ぬらりひょん、はまり役のような気がします。

シェアハウスの四人目の住人は
毎熊克哉さん演じる酒好き女好きの酒呑童子です。
人間の姿は骨董品等の目利きであることからオークション会社の社員で
酒井涼と名乗っています。



ある日神社の境内で倒れていたボロボロの女の子を
四谷伊和が助け4人の妖怪が住むシェアハウスに連れて帰ります。

助けられた喜界島出身の目黒澪(小芝風花)は
人から嫌われる事を恐れるあまり
空気を読みすぎ社内で知り合った彼氏と付き合っていましたが
良いように扱われお金もいうがままに貢、借金まで背負い
挙句の果て彼氏の仕事上のミスまで被り会社を首になり
住居も失いトランク一つで借金取りから追われ
彼氏の家へ逃げ込もうとしますがそこにはすでに女性が‥
失意のどん底でズタボロ状態だった澪は
神社の境内で倒れ四谷伊和に助けられたというわけです‥


4人が妖怪である事を知ってしまった澪は驚いてぶっ倒れますが
宛が全く無い澪は藁をも掴む想いで
シェアハウスに逗留せざるをえませんでした。

澪はなんとか就職できましたが紆余曲折を経ます。
しかし妖怪達との生活の中で色々学び
守られながら成長し度胸もつきはじめ
だんだんと自分の心に正直になり解放されていくのです。

そのうち澪は自分が気がつかないうちに妖怪化して
時折角が生えたり牙が出没したりするようになります。

びっくりですが‥‥妖怪化というのは澪の心をより解放し
空気を読まなくてもいい方向性の現れだったと思います。

妖怪になっちまえばこちらのものです。
空気なんか読む必要もありませんしありのままですみます。

そして澪はシェアハウスを出て取材の旅に出ることになります。
自分の生きる方向性を見出したのです。

このドラマ毎回妖怪のゲストを迎え
それはそれは楽しい時間が流れるのでございました。


昨年でしたか?NHKで「トクサツガガガ」を観ました。
小芝風花さんはあの時も自分の趣味を公表できずに
オタクとして生きる女の子の役でした。
私は自分にも通じるところがあり共感を覚えたのですが
今回も自分を解放して生きる事に気がついた目黒澪役でしたが
再び共感を覚えました。

ドラマは観てみなければわからないものだなあと
今回つくづく思いました。



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