推し活停滞期‥母と私のコロナワクチン事情

2021年07月02日

大豆田とわ子と三人の元夫を漸く観ました

録画した「大豆田とわ子と三人の元夫」を観ました。




ドラマの骨組みは
建築士であり建設会社社長という肩書を持ち
高校生の娘と暮らすシングルマザー大豆田とわ子を
過去にとわ子と結婚し離婚した三人の元夫達が取り囲みます。

その周りを、とわ子の父親、親友
とわ子が社長を務める建設会社の社員たち
要所要所に現れる4度目の結婚をとわ子に意識させる男たちと
三人の元夫達に近づく女性達も加わり刺激的に動き回ります。

そんな人達と絡みながらの
とわ子と三人の元夫の不思議な関係性の展開は
とわ子という人間の生活と人物像を浮かび上がらせます。

それと共になかなか嵌め込むことの出来ない

マンションの外れた網戸の存在が事ある毎に登場します。
網戸と対峙するとわ子の様子がすっきりとしない空気感を漂わせます。

本当は自分で嵌めることぐらいできるはず‥‥

「網戸が外れるの‥‥」って誰かに言いたい‥とわ子なの?‥




亡くなった母親の葬儀はとわ子の社長就任の日と重なりました。

お墓の事は業者に頼んであるからメールを見て相談してと
母から言われていたとわ子は、母のパソコンを開こうとして
パスワードが設定されている事に気がつきました。

設定したのは離婚した三人の元夫の誰かだと娘の唄に言われ
パスワード解明のため三人の元夫を訪問したのがきっかけで
とわ子の母にとって曾て息子であった元息子三人は
いみじくも四十九日法要と納骨に揃って出席するに至ります 

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              フジテレビ系 大豆田とわ子と三人の元夫 より

とわ子の両親はとわ子が幼い頃離婚し
とわ子は母に引き取られて育ちました。

ある日少女のとわ子は、母に問いかけました。
「お父さんは何でお母さんと離婚したの?」
すると母は「お母さんて大丈夫すぎるんだろうねぇ‥
一人でも大丈夫な人は大事にされないものなんだよ‥」と答えました。
「ふーん‥」
「とわ子はどっちかなぁ?
一人でも大丈夫になりたい?誰かに大事にされたい?」
という母の問いに「一人でも大丈夫だけど、誰かに大事にされたい‥」
「そう‥」
「でも誰も見つからなかったらどうしよう!」
「その時はお母さんに甘えなさい」

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              フジテレビ系 大豆田とわ子と三人の元夫 より

甘えなさいと言ってくれた母がいなくなってしまったとわ子なのです。

母の葬式の帰り、住宅のベランダに干してあった布団が
風で吹っ飛んだのを見たとわ子は
「あ‥ふとんがふっとんだ」という駄洒落を思い浮かべます。
現実化した駄洒落は、とわ子にふんわりと掛かっていた
母という暖かいふとんがふっとんだ事を示唆します。

「悲しいって言えば悲しいんだろうけど
言葉にしたら言葉が気持ちを上書きしちゃう気がしてさ
なんかね、ふわふわしちゃってんだよね」ととわ子は言います。

後から考えると亡き母は自分が浄土へ旅立つ前に
3枚の綿(三人の元夫)で誂えた1枚分のふとんを
とわ子へ送り込んだような気がします。

人生には愛別離苦はつきものですが、出会いや、生命の誕生も経験し
裏切られたり、騙されたり‥助けられたり、助けたり
守ったり、守られたり、愛されたり、愛したりと忙しいです。

徐々にも急にも変化をしていくものだし
思いもかけない出来事に驚く事だっていっぱいあります。
生きてこそ、転んだり起き上がったり
迷ったり、立ち止まったりしながら進んで行くのですよね‥

とわ子の人生も結婚生活を送っていた時は
仕事と家庭と子育てとの渦中に確かにいたはずです。
離婚の理由は描かれていましたが3回とも頷くものがありました‥‥


短期間に母と30年来の親友綿来かごめを亡くしてもいるとわ子ですが
二人が居た頃の様に、思い出す事もあれば忘れる事もありで
折り合いをつけ毎日の生活を送っていたようです。

実は一回目の結婚相手の田中八作は(娘唄の実父)
もともと、とわ子より先に綿来かごめと知り合っていました。
八作はかごめが好きでしたが、かごめはもともと‥‥
「別に理由はないんだよ。恋が素敵なのは知っている。
キラキラって瞬間があるのも知ってる。手を繋いだり
一緒に暮らす喜びもわかる。ただただただただ恋愛が邪魔。
女と男の関係が面倒くさいの。私の人生にはいらないの」という
考えを持つ人間でしたので八作は想いを遂げることなく
何故か?かごめから紹介された大豆田とわ子と結婚するのです。

勘の良いとわ子は相手が綿来かごめとはわからなかっのたですが
八作にはとわ子以前に
想いを寄せている相手がいる事に気づいたのです。

そして今回の再開後、八作が想いを寄せている相手がひょんな事から
まさかまさかの綿来かごめだったという事を知ったとわ子なのでした。

でもその綿来かごめはじゃんけんのルールを知らないまま
じゃんけんが出来ないまま、たまに寂しいまま
部屋に描きあげた漫画を残して死にました。
とわ子は残されたその漫画作品をコンクールに応募するのです。
そして漫画家「空野みじん子」は
みごと佳作のトロフィーをゲットしました。
かごめに対し黙々と具体的に動けるとわ子に脱帽です。


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          フジテレビ系 大豆田とわ子と三人の元夫 より

ある日とわ子の父親は「あなた自転車乗れないでしょう‥?」と
とわ子に聞きます。「乗れないねえ‥」と、とわ子は答えます。
父親はとわ子に自転車を教えずに家を出た事を悔いているのです。

「あなたはすごいなあ。一人でそんなにりっぱになって」

「お父さんとお母さんが
あなたを転んでも一人で起きる子にしてしまった。
母さんは悪くない。俺のせいだ」
と言いながら父は外れた網戸をしっかり嵌めて滑らせてくれます。

その父にとわ子は三人の元夫、田中、佐藤、中村の名を並べ
みんな私が転んだ時に起こしてくれた人達だし
お父さんだって支えになっているよと伝えます。

自転車を教えなかった事に拘る父に
とわ子は言います「自転車おしえてよ」と‥

何れにしてもとわ子は「一人で生きられるけど
一人で生きたいわけじゃない」のです。

最初の夫田中八作はとわ子の母親から言われた事があります。
「この子は強がりだからどうか一生大事にしてやって」と‥

そりゃ一人は孤独ではあるけれど生きてはいけます。
でも縁のある周りの人々に支えられたり支えたり
ケンカだってするかもしれないけれど
ワチャワチャ関わりあいながら生きていたいですよね‥

母の四十九日以来盛り上がっている三人の元夫との関係は
いつまで続くのかわからないけれど
少なくもとわ子の穴にいい影響を与えているようです‥


遺品の中から見つけた母が書いたラブレターの相手を
娘の唄と共に探し当て、会ってみたらなんと女性だった出来事は
以前から母の背後に感じていたモヤモヤの正体はこれだったんだ
と、納得するには充分のようでした。

父親は知っていたのでしょう‥‥

彼女(國村真)は言います。「(母が)家族を愛していたのも事実。
自由になれたらって思っていたのも事実。矛盾してる。
でも誰だって心に穴をもって生まれてきてさ
それを埋めるためにジタバタして生きてんだもん。
愛を守りたい。恋に溺れたい。
一人の中にいくつもあって、どれも嘘じゃない。」と‥‥

とわ子は涙を流し聞いていました。

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             フジテレビ系 大豆田とわ子と三人の元夫 より

「時々ここに遊びに来ていいですか?」と
とわ子は母が愛した人に聞きました。

そんな母親のとわ子が國村真と談笑する姿を
娘の唄がしっかりと見届けたその時
唄の表情からキラッとした決意が浮かび上がるのを感じました。

何があってもごはんを食べ
ゴミ置き場にゴミを置き、会社に行って仕事をし、社長業もこなし
会社の一大事もなんとか乗り切り
元夫たちと客観的に柔軟に楽しんで付き合うとわ子‥

遠くの事より近くの視点を好み、身の周りの小さな事に苛つき
結構自由に一人で動き、臨機応変な対応も出来るとわ子。
騙されやすいし、不器用だけどしなやかに生きるとわ子。

4回目の結婚をギリギリまで考えた相手とお別れするとわ子。

一人の人間の中にはあらゆる要素が詰まっています。

色々な事はあるのですが、全体を通して眺めますと
とわ子は淡々と生きています。

とわ子が世の中をしっかりと渡り歩く事が出来るのは
建築士という有力な手段を携えているからこそなのです。

そんな母とわ子の伸びやかな後ろ姿を見ながら育った娘、唄は
揺らいでいた医者の道に進む事を決心したのです。

全て観終わった時
とわ子というお姫様に妖怪がちょっかいを出したり
どこかの国の王子様がとわ子姫に求婚をしたり
周りを7人の小人ならぬ3人の小人がとわ子姫をお守りするため
チョロチョロ、ピヨピヨと動き回るファンタジーにも見えた
今回の坂元ドラマでした。

松たか子さんは黒松さんでしたし
松田龍平さんは残酷な天使さんだし
伊藤沙莉さんのナレーションは声のピエロでした。
石橋静河さんは‥‥可愛い確信犯でしたし

素敵な物語でした。


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