4月期の連続ドラマを見終わって‥その1長編戯曲「兎、波を走る」を読む

2023年07月06日

4月期の連続ドラマを観終わって‥その2

「だが、情熱はある」に続き、独断で★4っつのドラマは
1話60分全5話のWOWOWオリジナル「0.5の男」でした。

いわゆる2世帯住宅に建て替え、そこに暮らし始めた家族‥
最近の世相を反映した、深刻な問題を抱えた家族の様子が
炙り出されてはいるのですが‥

どこか滑稽で、ゆるっとして、救われる気持ちにもなり
明日をしっかりと感じ、想像する事ができるのです。

根底に流れているのは、人を思いやる心と
気づく力なんだろうな‥人間、気づきが無ければ
優しさも生まれないものね‥

なぜ「0.5の男」なのか?と言いますと
立て替えた家は純粋な2世帯住宅ではなく
実家でパラサイト状態だった、独身、無職、引きこもりの40息子も
プランに組み込まれ、住宅メーカーが2.5世帯住宅として企画したのが
「0.5の男」と言われる所以なんです。



勤め先で心に傷を負わされ、引きこもってしまった息子が
もし、今、私の住む家に居たとしたら‥
木場勝巳さん風吹ジュンさん演じる両親のように
息子に接する事が出来るだろうか?

息子を信じているから受け入れることが出来ていたんだろうな‥
息子も克服できる力を持っていたし
同居した妹一家も意識せずに一役買ったと言えます。
ある意味、妹一家のエネルギーによって
「0.5の男」は外の世界へ押し出されたようなものです。

あのまま建て替えずに現状維持の状態が続いたら
長引いたかもしれません。親の勘と願いは通じたのです。

今まで、松田龍平さん出演の映画やテレビドラマは
数多く観させていただきましたが
私は今回の「0.5の男」の松田龍平さんが一番好きですねぇ‥

気負いも、気取りも、何もなく
正に、そこに居る人として存在していました。
理屈抜きで好きな作品です。★5つにしておこうかな‥




今期観たドラマで「私のお嫁くん」に関して言うならば
素敵なパッケージを施したプレゼントを頂き
ワクワクしてリボンをほどき、蓋を開けたら
「えー!空っぽ!!!噓でしょ!」
と言う位、ガッカリしたドラマでした。
スミマセン‥



「ペンディングトレインー8時23分、明日君と」については
とっても面白く観ていて、次回どうなるんだろう?と
待ち遠しくて、楽しみにしていたんですけど‥

何せ終盤があまりにもバタついていて
打った布石を明確に回収出来ていなのでは?と
終盤のあたりが荒すぎて掴み取ることができませんでした。
消化不良っぽさを感じてしまいました。

その上あれだけ大がかりなテーマの割りに
画面に映った、臨場感ゼロ、緊迫感もゼロの
少人数の人々が移動する世の中の様子や
取って付けたような物理学教授の様子など
あまりにも貧弱過ぎて
テレビドラマの予算で表現するには無理な話だったのねぇ‥と
尻つぼみでスカスカな様子に唖然としました。

ドラマ大好き婆さんが、感じるままに書いてしまいました。










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