2020年06月09日

戯曲「天保十二年のシェイクスピア」!届きました!

井上ひさし氏の戯曲「天保十二年のシェイクスピア」が
本日届きました!
昭和48年12月発行昭和49年6月3刷かぁ‥
古い匂いがして表紙カバーは変色していますが
なんと!中はページをめくったのかな?と思うほど
とってもきれいで変色もしていません。
ですから手垢など全くなくビックリしました。

DSCF8538


高橋一生さんの舞台が決定した時
図書館にあるかどうか調べた記憶はありますが
予約数がそれなりにありまして撤退した記憶があります。

観る前に読むのが習慣でしたが読むことができず
2月の開演を迎えましたが
有り難いことになんとか2回観覧する事ができました。

介護の身でなければ毎日でも観覧したい舞台でした。

2回の観覧をどっぷりと味わった私はあの舞台を
忘れる事ができなくなりました。

自分の推しの芝居がその場に行けば直に観れるのですもの!
しかも無我夢中になれる程充実した内容の舞台でした。

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2回目を観た後なんとか3回目をと想いチケットを探し
もう一回いける!という寸前で
コロナのためにあっと言う間に中止となりショックでした。

その後戯曲を再び図書館に予約するのですが
長期に渡り返却されていないのでカウンターで予約して下さいとの
提示がありましたがそれでも待っていました。

しかしここまでくると修行の段階じゃない?と思うにいたり
ポチるしかないじゃあありませんか!?
食指が動き念願の戯曲を漸く手にしました。

じっくり、ゆっくり噛み締めながら読むことで
‥‥‥推しに近くなる‥‥‥

こうやって書いていて気がついてきてしまいました。

これがオタクということなんだって‥‥

ちっと‥コワイじゃないですか


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wxy812 at 20:28|PermalinkComments(0)

2020年06月03日

スパイの妻、読了‥

5月15日の発売日に買った「スパイの妻」なのですが
ここのところ夜寝しなに本を読むと陥落するのが早すぎて
なかなか先へ進めませんでした。

昨夜漸く読了しました。

DSCF8534


この小説はドラマ「スパイの妻」(演出黒沢清)の
小説版として行成薫氏が書き下ろした作品です。

既にドラマ「スパイの妻」としての概要とキャストが
発表されていますのでどうしたって主人公の福原聡子は蒼井優さん
聡子の夫福原優作は高橋一生さんが頭の中で動くわけです。

ネタバレになりますので筋書きは書けませんが

感情移入が激しくて読み終えたと同時に
強い喪失感と悲しみが襲ってきてしまいました。

聡子の気持ちそのままという状態です。

とっても辛いですし、愛憎入混じるような
うまく説明できない聡子の想いを想像しただけで
喉が詰まるような想いです。

福原優作の性格は純粋で人並み外れて真っ直ぐです。
それががかえって危うさを覚えさせるのです。
平和な世の中であれば妻の聡子と多少の波風はあっても
幸せな生活を全う出来たでしょう。
聡子にしてもそんな優作を惚れ抜き
ずっと一緒に生きていたかったのです。

DSCF8507
                NHK スパイの妻
 
しかし優作の性格は戦時色が濃く制約された環境においては
普段でもブレーキの利かない真っ直ぐさが災いします。
仕事で訪れた満州国で見聞きした出来事をスルー出来るわけもなく
自分をコントロールするような器用さの持ちあわせも無く
あっと言う間に環境の変化を呼び起こします。


聡子にとって優作は自分の内なるものの大半を占めていました。
にもかかわらず
優作へ課せられた大義としてのミッションが
日本で生きる道を閉ざし
留まることを許さない強さと方向性を持って優作を旅立たせます。

優作にしても聡子を深く愛し
徹底して守り抜く手はずはしっかりと整えていたのです‥

しかし‥聡子の気持ちはいかばかりだったのか。
聡子はただ、ただ優作と一緒に居たかっただけなんです。
優作に守られているばかりでなく
自分も優作を守りたかったのです。

ああ!!!戦争さえなければなぁ‥と強く思いました。

目を瞑ると映像としてこの物語が現れます。
一人の女性が時代の流れに飲み込まれ
一番恐れていた事が現実となってしまいます。
取り戻せない距離感が壮大な光景となって広がり
どうしようもない遣る瀬無さが体を駆け巡ります‥

優作さ----ん!!!
ああ‥‥

この物語を映像で観る事を考えると‥
しかも聡子が蒼井優さん、優作が高橋一生さんです。
観終わった後どうなるのか今から心配です。奥様‥


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wxy812 at 16:28|PermalinkComments(0)

2020年03月26日

「竜の道」読了

白川道(しらかわとおる)著「竜の道」
飛翔編、昇龍編を読了しました。

白川氏は2015年4月大動脈瘤破裂で死去されました。

1945年中華人民共和国の北京で生まれ
引き上げ後は神奈川県平塚で育ち、一橋大学を卒業
就職したものの退社をし、起業するがうまくいかず
結婚後、義父の会社に努め子供をもうけますが離婚します。
その後バブル期に株の世界に飛び込み紆余曲折の後
マネーロンダリング、インサイダー取引の違法行為で逮捕され
初犯ながら実刑をくらい刑務所に入所します。

49歳の時実体験をもとに描いた
「流星たちの宴」で作家デビューを果たし
山本周五郎賞候補となった「天国への階段」が
テレビドラマとなりハードボイルド作家として名を馳せます。

「竜の道 飛翔編」は2009年の作品です。
その後随分と間が空きましたが
2015年に「竜の道 昇龍編」を執筆中急逝します。69歳でした。
ですから昇龍編は未完です。
3部作という構想で練り上げていた
「竜の道」は結末をみることができない状態となりました。


白川氏の担当編集者さんが明かす「竜の道」の顛末です。
          

現在新潮出版部長でありTOKIO MX「5時に夢中」「とくダネ」等の
コメンテーターである中瀬ゆかり氏が
急逝されるまで19年間事実婚のパートナーでした。
以前お連れ合いが亡くなったという趣旨の事を
番組でおっしゃっていたのですが白川道氏の事だったんですね。
https://www.bookbang.jp/review/article/30537

今回白川道氏原作の作品が「竜の道 二つの顔の復讐者」として
主人公の竜一に玉木宏さん
双子の弟竜二に高橋一生さんを配し
カンテレ・フジテレビ系で
4月14日(火)夜9時から初回20分延長でスタートします。




飛翔編、昇龍編と分厚く読み応えがあります。
しかし、話がテンポ良く進み
ぐいぐいと引っ張られるように
気がつけばあっと言う間に読了を迎えました。

竜一、竜二という双子、「双頭の竜」が繰り広げる
復讐の深淵に沈むと言っても過言でないほどの物語です。

『激しい竜一と芯の優しい竜二は
幼い頃引き取られた家の夫婦から家畜のような生活を強いられ
周りの住人達からも冷たく扱われながら成長しました。

唯一兄弟に親身になって優しくしてくれた夫婦とその娘の一家は
ある事情が原因で心中をはかり夫婦は死亡し
なんとか助かった娘は失明という痛手を負ってしまいます。

心体から滲む血を二人で舐めあいながら凌ぎ耐えてきた
優秀な頭脳を持つ「双頭の竜」は
鬼畜のような養父母、恩人を死に至らしめた憎い相手
自分達を蔑視した冷たい社会、そして地獄へ放り投げた生みの親へ
積年の復讐の炎を燃やしながら
ある計画の実行を企てそして次々と決行していくのです。』

しかし残念ながら未完なので
今回ドラマ化にあたりオリジナル・ストーリーが用意されています。

TVドラマでは養父母の設定が変更になっているようです。
見てのお楽しみですね。

どう考えてもハッピーエンドになるわけもなく
竜一は復讐と言う目的を達成する為に何人もの人間を殺めており
竜二も竜一に引っ張られるようにして幇助をしているのです。

妹のような恩人の娘と竜二は両想いなのですが
果たして二人は一緒になることが可能なのでしょうか?
そして類を見ないような激しい復讐が終わった時
どんな生活があるというのでしょう?

「双頭の竜」にはどんな着地点が待っているのか‥
今となっては
白川道氏の二人へのけりの付け方はいったいどんなだったのか?
返す返すも読んでみたかったです。





竜の道(上) (幻冬舎文庫) [ 白川道 ]
竜の道(上) (幻冬舎文庫) [ 白川道 ]

竜の道(下) (幻冬舎文庫) [ 白川道 ]
竜の道(下) (幻冬舎文庫) [ 白川道 ]

竜の道 昇龍編 (幻冬舎文庫) [ 白川道 ]
竜の道 昇龍編 (幻冬舎文庫) [ 白川道 ]










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