唯月ふうか

2020年02月28日

天保十二年のシェイクスピア公演中止!残念です!



本当に残念な事ですが「2020年天保十二年のシェイクスピア」は
昨日2月27日が最後の公演になってしまいました。

まさかこのような終わり方をするとは思ってもいなかったです。

新型コロナウイルスの感染状況と政府の感染症対策本部の方針に鑑み
公演中止となってしまいました。

不可抗力であるので致し方ありません。

四の五の言ったところでどうにもならないことです。

本日観覧した方のツイートによりますと
座長として高橋一生さんが最後の挨拶をされたようです。

皆さんの報告を拝読しますと
一生さんは「無念」という言葉でご自分の気持ちを
表現なさったようです。

舞台を立ち上げるのには企画、営業的にはもちろん
脚本家、演者、演出家、作曲家、大勢の裏方など
あらゆる分野の方たちが相当な時間を費やし
各自スケジュール等万端の調整もし、体調も整え
満を持して漸く初日を迎えるのです。
主催者、劇場側の決断も断腸の思いであったであろうと想像します。

一生さんも座長として並大抵ではない想いを持っていたはずです。

東京公演を後2日残し来月の大阪公演は完全に中止となりました。

私自身あと一回なんとか観に行きたくて
算段がつきかかっていただけにほんとうに残念でした。

大阪公演を楽しみにしていた方達のお気持ちを考えると
今ここで表現致しかねます。

そして本日28日は先行予約のBlu-ray /DVDの収録日だったそうです。
ですから現在観客ゼロの状態で
カンパニー全員で収録の為の舞台を努めている最中だそうです。


なんとも切なく胸が痛むような心境になります。
観客の居ない劇場でのお芝居はいかばかりだったでしょうか。






27日の公演終了後の高橋一生さんの挨拶は読んでいて涙が出ました。

今回のこの舞台だけではなくこれからの「お芝居」という分野全体への
一生さんの想いがほとばしっていました。

私も人間の想像力はなくてはならない大事な能力だと想います。
これが乏しい人間は恐ろしい事、無責任な行動にも
簡単に陥ってしまいます。
お芝居、音楽等は娯楽と言われ軽く扱われがちですが
肉体を育む食べ物と同様、心を育む大事な栄養だと思います。
お芝居を観てわかるように、音楽を聴いてわかるように 
想像で頭の中がいっぱいになります。

想像力があるからこそ人間の心に優しさや思いやりが生まれるのです。

今回は新型コロナウイルスの治療が確立されていないという状況で
対策に添ったという事ではあるのですが
エンタメ分野は何かあるとすぐに削られる運命にあります。
体にも心にも栄養が行き渡ってこそ
バランスのとれた人間になれるのだと思います。

一生さんのご挨拶にもございますように
想像力を共有しにお芝居を観に行きましょう

カンパニー「2020年天保十二年のシェイクスピア」の皆様
最高の舞台本当にありがとうございました。
のめり込んで舞台を観覧したのは初めてでした。

いろいろな想いを一層深めた作品として
Blu-ray が手元に届く日を楽しみにしています。









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2020年02月05日

天保十二年のシェイクスピア!いよいよです!

「天保十二年のシェイクスピア」が
いよいよ2月8日(土)初日を迎えます
東京公演は日生劇場にて29日(土)まで
大阪公演は3月5日(木)~10日(火)まで
梅田芸術劇場メインホールで上演されます。



待ちに待った高橋一生さん主演の舞台です。
一生さんにとって舞台はレディエント・バーミン以来4年ぶりです。

「天保十二年のシェイクスピア」は
江戸末期の講談宝井琴凌作「天保水滸伝」に
シェイクスピア全作をおとしいれ井上ひさし氏が描いた戯曲です。

出演者は浦井健治さん、唯月ふうかさん、辻萬長さん
梅沢昌代さん、木場勝己さん、玉置孝匡さん、土井ケイトさん他

出口典雄氏演出で1974年に初演
2002年には劇団☆新感線いのうえひでのり氏演出
2005年には蜷川幸雄氏演出で上演されました。

今回は蜷川幸雄氏の演出助手を努めていた
藤田俊太郎氏が演出を担当し音楽劇として上演されます。




2005年の「天保十二年のシェイクスピア」の時の藤田氏は
助手一年目ということもあり現場について行く事もできず必死で
一生懸命稽古場へ通い何かできる事はないかと探し
あまりに辛くてその年の記憶はほとんど無いそうです。

その後10年間蜷川氏の助手として氏の仕事を間近に見てきました。

井上氏の描いたテーマ、趣向から外れる事なく自分独自の
「天保十二年のシェイクスピア」ができるはずと感じているそうです。

話は江戸時代末期の天保年間
旅籠を仕切る年老いた侠客の身体譲りが発端となり
3人の娘を巻き込みながらの縄張りをめぐる骨肉の争いを
シェイクスピアの名場面を盛り込み描かれます。
高橋一生さんが演じる佐渡の三世次は
「リチャード三世」「オセロー」など
シェイクスピア悪のキャラクターを一手に引き受けて登場します。

藤田氏はこの戯曲はたくさんの登場人物の群像劇だと思わせ
実は佐渡の三世次の一代記であることが明らかになる
と述べられています。(アクトガイド2020Season5より)

結局陰で人を操りたくさんの登場人物を
手中に収めていた三世次ですが上り詰めることはないようです。
「三世次」と言う名の中にリチャード三世の名称を有してはいるものの
『次』という名の一部から『王』ではない
ということが端から示されています。

天保十二年のシェイクスピアに関する資料を何冊か読み
当初この戯曲についての評判は紆余曲折があった事がわかりました。
しかし着地点としてはシェイクスピアのパロディを
いまや越えたところにあるのではと感じました。

実は2005年の蜷川氏演出の舞台を知り合いが観ていまして
シェイクスピア作品は「ロミオとジュリエット」くらいしか知らず
観覧したそうですが特に困ったことは何もなかったそうです。
シェイクスピアのパロディ抜きに観たとしても
骨組みのしっかりとした戯曲でとても楽しめたそうで
今でも記憶にしっかり根付いているようです。
もちろんシェイクスピア作品に精通していれば
クスッと笑う場面も多くなろうかと思われますし
奥深く何倍も楽しめること間違いなしだと思います。

とても楽しみにしていることは
この戯曲は濡れ場に物語を左右する方向性があるようで
今回はどういう表現になるのか今からワクワクします。





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