小野政次

2020年08月22日

政次‥あれから3年ですね




NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」第33回
「嫌われ政次の一生」から8月20日で丸3年が経ちます。

当時、衝撃のあの場面を観てからというもの
私はしばらく体調を崩してしまったほどでした。

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徳川と武田の今川攻めが避けられない中
政次は今川氏真の信頼をうけつつ直虎は徳川の遠江侵攻に協力し
表裏一体で井伊として最善の策を講じていると信じ
井伊家を復活し家臣の列に加えて欲しい旨を徳川に願いでます。

そして武田の駿府侵攻により氏真は危機を迎えます。

ところが‥徳川の進軍を受け入れるため
徳川の先導を努めていた目付役近藤康用は
徳川勢に向け矢を放つくという暴挙にでます。

近藤はその行為全てを積年の恨みを持つ政次に押し付け
井伊谷を我がものにしようと企んだのです。

寸時に事態を察知した直虎は
政次にこの場から逃げるよう叫びます。

政次の潔白を訴える直虎は牢に入れられます。

しかし政次は意を決し自ら近藤を襲い
自分が盾になる思惑で牢に入ります。


南渓和尚から牢脱けを頼まれた龍雲丸は直虎を取り戻し
政次をも取戻そうと牢脱けを説得するのですが
政次は頑として聞き入れる事はありませんでした。

その真意は‥
「直虎も自分も牢脱けをして逃げ果せたとしても
結局恨みが晴れなければ井伊の隠し里や寺、虎松様や民百姓が
どうされるかわからない。井伊にはそれを守る兵はいない‥

自分一人の首で済むならば余計な血を流さずに済む。
これこそ小野の本懐なのだ。忌み嫌われ井伊の仇となる
おそらく私はこの為に生まれてきたのだ」と龍雲丸に伝えるのです。

政次は幼い頃、亀之丞やおとわと走りまわった
山に谷に川に心地よい風が吹き渡る美しく穏やかな井伊谷を
守ることを使命とし望むところでもあったのでしょう。


一生さん直虎42


そしてあの場面となります。

えっ!!何をと思うと同時に直虎が‥槍を奪い
磔にされた政次めがけ突進し‥

政次が不憫でただただ不憫で胸がえぐられそうでした。
と同時に直虎自身がどうにかなってしまうと感じました。

直虎が自分自身で政次の体に槍を突き止めを刺すという行為は
直虎自身にも止めを刺すに近い事だったと想います。

直虎の半分は政次で成り立っていたと言っても過言ではなく
二人を例えますと、一本の綱に見えるけれど
よく見ると2本が撚れて一本に見えるが如くなのです。
政次の体は直虎にとって神聖な拠り所なのです。

その政次の体に他者が止めを刺す事事態
耐え難いという気持ちは端からあったと想います。
「政次がいくというなら送ってやらねば」という中には
自分が‥という想いがどこかで擡げていたのかもしれません。



槍を奪って磔にされた政次へ走り寄る動作は
考えていた事というより、雷に打たれたような感覚の
魂の動きであったと想います。

「地獄へ落ちろ!小野但馬。地獄へ!
ようも!ようもここまで我を欺いてくれたな!
遠江一日の本一の卑怯者と未来永劫語り伝えてやるわ!」

「笑止、未来など、もとよりおなごだよりの井伊に
未来などあると思うのか!生き抜けるなどと思うておるのか!
家老ごときにたやすく謀れらるようなおろかな井伊が
やれるものならやってみよ!地獄の底から見届け‥‥‥」

止めを刺し刺された直虎と政次は
二人だけの最期の魂の会話を交わします。

そして‥‥‥

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直虎は自分の手を以って政次に本懐を遂げさせたのです。

政次にとってこれ以上の遂げ方があるのかと言うくらいの
最高潮を迎えるに至ったのかと‥

直虎にしてもそれは同じで
聖域のような政次との蜜月を過ごした中
その本懐に自分の手を手向けたという行為は
あの時点で最高潮を迎えたとしか言いようが無いのです。

再び33話を観る私ですが涙がこみ上げて止まりません。

もう大丈夫だと思っていましたが大丈夫じゃないです‥
政次は私の中で政次であり続けているのです。

そして真に不謹慎かもしれませんが
政次はセクシー過ぎますよねねえ?奥様?




しかし井伊家と言うのは結局幕末までしっかり継続し
紆余曲折はありますが立場も安定し、明治維新後も子爵となり
その後も子孫は堅実な先祖の行跡を繋げられているようです。

細い糸をなんとか太くしようとあらゆる策を講じながら
戦国時代を綱渡りのような状態で息を詰めるように生きてきた
直虎も政次も井伊谷の人々もきっと喜んでいると想います。












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2020年08月03日

竜の道の主題歌「umbrella」

「竜の道」の初回を観終わって思ったこと‥
勿論なんと言いましても冒頭の場面は一瞬凍りつきました。

竜二役の高橋一生さんの顔がまるでお岩様のように片方が腫れ上がり
端正なお顔のはずなのですが変形していて直視出来ないほどでした。
ハードボイルドなので致し方ないのかな‥

そんなドラマ、映画の中で流れるオープニング曲、主題歌は
気持ちがより高揚し集中力が高まる効果があります。

その効果を齎すためには勿論
場面と流れるBGMがマッチすることが命です。
ここで言うマッチとはもしかしたらミスマッチと思える楽曲でも 
観ているこちらの感情と共になり
うねりにも近い状態になればいいわけです。
うまく絡み合ったシーンとBGMは一生忘れられない
映像の記憶として残ることになります。

今まで観た映画でもテレビドラマでも
BGMのお陰様で浮かぶ場面があります。


おんな城主直虎の主題歌と場面場面で流れるBGMは
私の胸に染み込むと同時により深いところで
感情を素直に揺り動かしドラマに入り込める効果が大きかったです。

特に小野政次が命を全うするまでのBGMは濃厚で極上でした。
メモリアルCD「鶴のうた」は発売と同時に購入しました。

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そのくらいBGMと言うのは作品をより印象的にし
視聴者が深く入り込む要素を齎す効果が大きい存在です。

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今回の「竜の道」で流れる主題歌SEKAI NO OWARIの「umbrella」は
初回2時間弱の放送でしたがここ何年かで断トツで印象に残りました。

ドラマの持つ世界観をとっても深く捉えていると想います。
登場人物達の先行きに対する切ない予感すら抱かせますし
聴いていてその場に立ち止まってしまいます。
佳境とのマッチング度合いがドンピシャ過ぎて
気持ちがより高まり涙が出てきます。

傘umbrellaを擬人化した詞がたまらないです。

この先「竜の道」は続きますが
この主題歌「umbrella」との相乗効果により
ドラマも気持ちも盛り上がります。
https://www.youtube.com/watch?v=p7X-hT1v4Vk



「umbrella」の歌詞です

鏡に映る私は透明だった
分かってた事でも知らないままの方が良かった

私は君を濡らすこの忌々しい雨から
君を守る為のそれだけの傘
それは自分で決めたようで運命みたいなもの
何も望んではいけない傷つくのが怖いから

もう一度あの日に戻れたとしても
繰り返してしまうでしょう私はきっとそう

この雨がこのままずっと降れば
願ってはいけないそんな事はわかってるだけど
君に降る雨がいつの日か上がって青空を望んだら
その時私はきっと

もっと自分の事をこんなに知らなければ
もう少し幸せな未来が望めたのかな

あの雪の日私を閉じ空を見上げた
泣いているように見えた笑顔に私は触れられない

悲しくて美しい思い出が
走馬灯のように希望がちらついてしまう
この醜くて本当の気持ちが強くなる前に
きっと吐き気がするほど眩しい太陽

私の気持ちは自由だと誰かが言った
そんな事ないわ運命よりも変えられないの

この雨がこのままずっと降れば
願ってはいけないそんな事は分かっていたはず
君に降る雨がいつの日か上がって青空を望んだら
その時私はきっと

雨が静かに上がり傘立てに置かれた傘
忘れたことさえ忘れられてしまったような


竜の道には主題歌の他オープニング曲があります。
「ミラージュ」です。これが又たまらないのです。
曲が流れた途端、これから起こる事への期待感と共に
ドラマの中へ足を踏み入れる事の怖さとワクワク感がうまれ
気がつけばあっという間に誘ってくれる効果がありました。

竜の道というドラマは
とっても丁寧につくられているなあとつくづく思いました。



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2020年07月21日

三浦春馬さん



一瞬ドッキリ?と思いました。
何が起きたのかわかりませんでした。
そのくらい三浦春馬さんと死との距離は果てしなく遠く
想像する事の方が難しい位です。


私は以前故吉行淳之介さん和子さん故理恵さんのご母堂の半生を描いた
NHK朝のテレビ小説「あぐり」を欠かさず観ていました。
調べてみましたら1997年の放送ということです。

7歳の三浦春馬さんのデビューはこの「あぐり」だったんですね。

NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」では
井伊直虎が柴咲コウさん、井伊直親が三浦春馬さん
そして小野政次が高橋一生さんでした。



幼名おとわ(直虎)、亀之丞(直親)、鶴丸(政次)の三人は
龍潭寺(菩提寺)の住職南渓和尚(小林薫さん)のはからいで
幼い頃から一緒に学び一緒に遊ぶ幼馴染でした。

おとわは井伊家当主井伊直盛の一人娘で
幼くして分家の嫡男亀之丞と婚約します。
鶴丸は井伊家筆頭家老の小野政直の嫡男です。
鶴丸はおとわと亀之丞の親達とは明らかに異なる父の姿に違和感と
葛藤を抱えながら過ごします。

そんな中亀之丞の父直満は今川に謀反の疑いで殺害され
しかも亀之丞の命をも狙ったため急遽亡命することになり
亀之丞は故郷井伊谷から離れる事になります。

行方も生死もわからぬまま10年の月日が経ったある日
亀之丞は立派に成長して井伊谷へ帰還を果たします。

この時のシーンについての高橋一生さんのインタビュー記事が
私は忘れられません。

『三浦さんは僕より背も高いですし顔もすごく素敵ですし
大きくなった直親(亀之丞)と再会したシーンでは
自ずと政次(鶴丸)のコンプレックスが炸裂するんです。
子供の時はあんなに小さかったのに大きくなっちゃって!とか
笑顔が眩しい!とか(笑い)森下佳子さんの脚本や衣装さんなど
たくさんのスタッフの方達が
自然とそう思えるように組みたてて下さっていたので
僕としては三浦さんとの対比で考えるというよりは
その場にいるだけで
本当に政次の気持ちになっていく事が出来ました。』

高橋一生さんはこの時の三浦春馬さんは本当に眩しくて
実際コンプレックスを感じてしまうほどだったと
その後も語っておられました。

当時ドラマを観ていた私自身も
幼い頃体が弱くいいなずけであるおとわに負い目を感じ
自分を卑下していた亀之丞が堂々と帰還したシーンは
「おーっ!」という驚きの声を発してしまうくらい
大きく逞しくそして輝いて眩しいほどでした。


DSCF9061


亀之丞の頼もしさを充分感じると同時に
隅で待受けその姿を見ていた鶴丸の心情を慮らずにはいられない
二人の対比を強く印象づけるシーンでした。



あの時の三浦春馬さんの晴れ晴れとした芝居を
私は忘れる事が出来ません。


                                                         




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