2022年03月15日

「恋せぬふたり」第7回



羽の過去の出来事は
羽の祖母へ対する優しさと
心の片隅にあった申し訳無さが引金となり
思わぬ方向へ事が進んでしまったような気がします。

遥のたまたまの訪問に際し
嬉しそうな祖母の顔を久しぶりに見た羽は
「また遊びに来てください」と遥に門を開きます。
祖母の喜びを大切にしたかったのでしょう‥

優しく笑い自分を誘う羽の姿に感じ入り
遥の足は羽の祖母の家へ向くようになります。

度々家に訪れるようになった遥と羽の交わした会話は
齟齬をきたすというより、そもそも食い違うような話しは皆無で
羽も遥も全く違う方向性をもって
話しをしていたに過ぎなっかったのではないかと思われます。

遥にしたって羽の性的指向を知らされていないわけですし‥
この頃は羽も自身の性的指向を
コントロールできていなかったのかもしれません。

祖母もまた、羽の性的指向を知らないので
遥が羽の彼女だと思うのは仕方のないことです。

祖母は祖父が両親から譲り受けた代々の指輪を
孫嫁と見越した遥に託します。

託された指輪を羽からはめてもらおうと
指を差し出す遥を前にして
羽はケースから指輪を抜こうとしますが手が震えます‥
自身を弁えもせずに、とってしまった軽はずみな行動が
遥も祖母も傷つけてしまったと想うと
「ごめんなさい」という他なかったのでしょう。

本当に辛い事です。

自分の性的指向が思わぬ事態を引き起こしてしまうのですもの‥

アロマンティック、アセクシャルの場合
男女間の付き合いにおいて、自覚なく行動してしまい
後に誤解を招いてしまう事が多いと、ある雑誌の誌面で読みました。

理解してもらうにはなかなか難儀ですし

生き難さを感じてしまうでしょうね‥

今回、羽は昇進したのですが
大好きな野菜と接点のない部署に配属され
がっかりしてはいますが
祖母の家を守るには現在のスーパーがベストであり
しかも羽は今の生活が気に入っているということで
遥の提案も咲子の想いも振り切る羽でした‥

野菜王国を夢見ていた羽の意向とはいささか
縁遠くなる事は否めません。

咲子の提言に、家族(仮)を解散したいのですか?と宣う羽ですが
咲子との間になんとなく隙間風が吹いてきたのかしら‥
果たして家族(仮)はどうなるのか?

今回、羽の本心が今ひとつはっきり掴めません。




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2022年03月01日

「恋せぬふたり」第6回



カズくんの騒動も咲子と羽にとっては
思いがけず有意義な出来事だったように想います。

その後のふたりの同居生活は凪のように穏やかです。
羽の大晦日の過ごし方にも優しい変化がありました。

咲子の実家の習慣を一部取り入れ咲子を尊重しつつ
自分の時間の過ごし方は譲らずバランスをとりながら
和やかに過ごします。

このまま同居生活が永く続くとしたら
大晦日の過ごし方はずっとこのパターンになるのかしら?

しかし年明けは凪からいきなり時化(しけ)となります。

カズと身重の咲子の妹と姪っ子が正月早々家に飛び込んできました。
カズはともかく、まさか住所を教えていない妹まで‥

夫の浮気を掴み取った妹は、住所をリサーチしてまで
咲子を頼り、娘連れで羽と同居する家へ駆け込んで来たのです。

「お兄さん」と咲子の妹から呼ばれ辟易する羽です‥

状況を聞く咲子に対して、妹は憤懣やる方なしという様子で
アロマンティック、アセクシャルの特性を引き合いに出し
姉妹という気安さから、咲子に感情をぶつけたのです。

流石にカズが妹をたしなめます。



咲子もまた一旦自分の感情をとどめます。

羽はじっと見守ります。

羽も咲子も同居する時、こんな場面を想像していたでしょうか?


ふたりは夫婦ではないのです。
家族になろうとしている人間同士なんです。
互いを尊重し、距離を保ちながら、特性を認め合い
将来に向けて、今よりも心豊かに過ごせたら‥
という想いで一緒に居る決断をしただけなのです。

しかし他人と暮らすということは
関係はどうであれ、今回のようにお互いが繋がっている人々と
多かれ少なかれ繋がる事があるということなんですよね‥

そして‥‥すったもんだのあげく
妹の出産という、生身の男と女が作り上げた核のような現場に
ふたりは行きがかり上立ち会う事になります。

なんだか、羽が想う同居生活の指針から
流れが少しずれているような気がしますが‥

大丈夫なのかな?

いずれにしても、咲子も羽も自分達で作り上げている
環境の中で、経験した事のない状況に出くわしながらも
だんだんと柔軟になっていく様子は窺えます。

自分の性的指向を受け入れる事ができるようになっている
ふたりではありますが、まだまだ未知な部分もありそうです。

自分を大事にいい方向へ進めたらいいなぁ‥









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wxy812 at 22:58|PermalinkComments(0)

2022年02月22日

「恋せぬふたり」第5回



どんなに親しく付き合っている人間同士でも
相手の事情のほんの一握りを
知っているかいないか位なのかもしれません。

だって、本人にすら未知の部分もあったりして
掴みどころのないのが人間の姿なのかもしれません。

咲子にしても然り、千鶴にしても然りです。

もちろん私にしても然りなのです‥

でも今回の事情は本当にしんどいなァ‥‥と想います。

お互い気持ちよく生きるためには距離と時間が必要って事です。

好きだから一緒に住んで一緒に生きるという公式は
公式じゃあなかったんだなぁとつくづく想います。



そんなに単純なものではないのです‥

自分ではどうにもならない事ってあります。
持って生まれた遺伝的な体質とか気質とか染色体の異常とか
人種とか容姿とか‥性的指向もその一つだと想います。

どうにもならないと書きましたが
どうにかしなくてもいいわけでして
ありのまま生きていくのが自然の姿です。

しかし今回のように相手があっての自分を考えると
自分の身の置所を考えざるを得ない事もあるんですよね‥




世間という多数派のように見える集合体の存在が
ありのままに生きる事を難しくさせているって事もあります。

カズとの生活を咲子は一瞬ありかな?と想ったかもしれませんが
自分の性的指向を漸く理解できてきた咲子には
やはり羽との生活の方が気楽だと考えるのは当然だと想います。

咲子にとって羽との生活の距離感が
心地よいというのが見ていてよくわかります。

それは羽にとっても同じ事なのだとおもいます。


小田原旅の道すがら
あの時食べそこねた好物の“蟹”に出会った羽は
漸くありつけて嬉しそうですが
咲子には涙と共に少ししょっぱい“蟹”のようでした。

でも食卓は居心地よさそうだなぁ‥









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wxy812 at 22:39|PermalinkComments(0)