荒木飛呂彦

2023年01月06日

岸辺露伴ルーブルへ行く!!映画化!正夢だ!



昨年暮れの27日NHK「岸辺露伴は動かない」
第8話ジャンケン小僧の終盤で
「はっ⁉パリ!!ルーブル美術館!‥ウン‥」と泉京香嬢は呟きました。

やはりあれは布石を打ったわけで
近い将来もしかしたら‥?という予感は皆さん抱いたと思うのですが
あれから間もない年明け早々の5日
まさかまさかの映画公開情報解禁とは!!
興奮してしまいました!正夢ですよ‥

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一生さんがコメントを書かれた時点では
フランスパートの撮影真っ只中のようで‥
なんと!日本パートは撮影を終えているみたいですねぇ‥
いつの間に!と思ってしまいます。

8月の舞台2020の大阪大千秋楽の後
年末のNHK「岸辺露伴は動かない」7,8話の撮影
今回解禁された「岸辺露伴ルーブルへ行く」の日本パート撮影
およびフランスパート撮影‥‥
そして1月14日からの「6秒間の軌跡~花火師・望月星太郎の憂鬱」と
充実した毎日を過ごされていたんですねぇ‥

想えば舞台2020の後、しばらく情報がピタっと途絶え
物足りない日々を耐え忍びました。
待った甲斐がありました。

情報によりますとルーブル美術館での撮影が敢行されるようです。

一生さんは2018年に開催された
[ルーブル美術館展 肖像芸術ー人は人をどう表現してきたか]において
オフィシャルサポーターに就任
音声ガイドのナビゲーターも務められました。

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当時、私は千代田線乃木坂駅からすぐの国立新美術館へ出向き
入り口でガイド機をお借りして
所要時間35分の一生さんのお声による音声ガイドを
ウットリ聞ながら‥デートしている気分で館内を歩きました

また、一生さんはオフィシャルサポーターとして渡仏
ルーブルをめぐる旅を敢行
ルーブル美術館の館内を見学する模様が日テレで放送されました。

一生さんは誰もいない休館日のルーブル美術館を貸し切り状態で
ガイドの女性に案内されるという
今考えてみるとそれはそれは贅沢な時間を過ごしていました。

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ところで2009年1月、ルーブル美術館でのテーマ企画展
「小さなデッサン展-漫画の世界でルーブルをー」の会場に
荒木飛呂彦先生の原画が展示されました。
もちろん日本の漫画家の絵が展示されたのは初めての事でした。

展示されたのは「岸辺露伴ルーブルへ行く」の原画でした。

2008年に荒木先生は企画展展示作品の取材のために
普段は入る事のできない
ルーブルの地下や屋根裏の立ち入りを許可され
しかも一生さんと同じく休館日に貸し切りで取材させて頂き
読んだ方はわかると思いますが
ルーブルの深い部分を感じ入るような作品が完成したというわけです。

デビュー前の露伴や
恋愛沙汰とはあまり縁のない露伴の初恋のようなうぶな様子
露伴の祖母の存在も描写されていて
ジョジョとは趣の異なったキャラが興味をそそります。

初恋とも思われる女性や祖母の配役は誰?
キャストが楽しみです!

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しかし、高橋一生さんといい荒木飛呂彦先生といい
まるで選ばれたかのようにルーブル美術館からのギフトを
結果として同じ線上で享受することになるなんて
なんとも不思議な気がします‥

いずれにしましても5月26日公開予定の
映画「岸辺露伴ルーブルへ行く」がとっても楽しみです。


今年も明けたばかりですが
この一年の半分はすでに約束されたようなものです。
ありがたいことです。




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2022年08月18日

「騎士団長殺し」の『私』を観たい‥

「僕のバイブルなんです」と以前から高橋一生さんが絶賛する
荒木飛呂彦「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ‥



シリーズの中に登場するあのエキセントリックな漫画家岸辺露伴を
まさか一生さんが演じる事になろうとは想像もしていませんでした。
岸辺露伴役の出演が決まった時
一生さんは飛び跳ねる位嬉しかったそうです。

実写化するには作り手側に相応のセンスと作品への敬意が必要です。
漫画を現実の世界に上手く落とし込んだ上、腑に落ちなければ
漫画の持つ世界観を台無しにしかねず
実写自体、奇妙な存在になってしまいます。

2020年の12月、2021年の12月に放送された「岸辺露伴は動かない」は
あらゆる危惧を払拭し、鳥肌ものの出来映えとなりました。

そして、この21日に大千秋楽を迎える
作家上田岳弘さん初の戯曲「2020」の舞台公演は
白井晃さんの演出による、80分ノンストップで
一生さんが一人芝居に挑むというエネルギッシュで挑発的な舞台です。



上田岳弘さんの作品のファンであり
個人的にもお付き合いのある一生さんは
以前「あれは私が一人目のクロマニョン人だった頃」とか言って
上田さんの作品「私の恋人」の主人公を
やりたいとおっしゃっていました。

しかしこの度上田さんの戯曲「2020」では
しっかりとクロマニョン人になっていたではないですか!

次から次へと希望を叶えている一生さんですが
以前からずっとラブコールを送っているのが村上春樹さんです。

村上さんの作品の大ファンである一生さんは
以前から「騎士団長殺し」の『私』がやりたいです!
と憚らずおっしゃっています。

作品の中の『私』は36歳です。
一生さんは41歳ですが、まだまだ許容範囲です。



「騎士団長殺し」の一生さんの朗読は
12月28日から配信となりますが
やはり映画、TVドラマ、舞台‥で一生さんの『私』を観たいです。

「騎士団長殺し」を読み始めた最初のうちから『私』は僕でした‥
と、主人公の『私』そのものになった感覚があった事を
2019.3新潮社「波」に一生さんは綴られています。

仕事以外の時間は何を差し置いても
「騎士団長殺し」を読むことが最優先だと感じ
この作品は自分の人生に何か示唆的なものとして
現れたんじゃないかと思うようになったそうです。

作品を読む少し前、一生さんは自分で選んで失ったものが
かけがえのないものだとわかり
取り返しがつかないという、今までに覚えのない
喪失を経験したそうです。

『私』の設定に加え『私』が経験する喪失が
そのまま一生さんの喪失そのもののように感じたため
そんな感覚になったようです。

一生さんは仕事を始めてからずっと
同じところを叩き続けてきたそうです。

行き止まりに到着しても穿つ‥と一生さんは綴ります
行き止まりでも今は希望を感じるそうです。

いつものように同じところを叩き続け
立ちはだかる大きな岩に出会っても穿つ‥
背後に隠された横穴が見つかる確信があるそうです。

一生さんにとって「騎士団長殺し」は「確信」を抱かせてくれた
指南書のような存在なのかもしれません。
「騎士団長殺し」の『私』との出会いは
ある意味シンクロニシティとも言えるのでは‥

一生さんに『私』のお役が来ますように!





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2021年10月09日

守破離‥知る言葉

俳優、高橋一生さんを注目するようになり
私は一生さんから発せられる興味深い言葉の前で
立ち止まる事が間々あります。

ぶれない芝居への姿勢を語る上で大切なポジションにある言葉たち‥

時期的に一生さんのコメント等で
たびたび使われる言葉というのがあります。

一生さんが岸辺露伴を語る上で目にするのが
「守破離」という言葉です。初めて目にする言葉でした。

意味を調べますと「剣道、茶道等で師匠の教える型を
初めはその通り守り、やがて成長し型を破り
ついには離れるという、修行における段階。」とあります。

捉え方としては『守』は師や流派の教え、型、技を忠実に守り
確実に身につける段階、『破』は他の師や流派の教えについて考え
良いものを取り入れ心技を発展させる段階
『離』は一つの流派から離れ独自の新しいものを生み出し
新しいものを確立させる段階。ということになります。



一生さんは10代の頃から「ジョジョ」シリーズの愛読者で
その中でも“岸辺露伴”は特に大好きなキャラクターだそうです。

岸辺露伴が持つ漫画家としての矜持に対し一生さんは
多分に影響を受けたそうです。

同じマンガ家である原作者荒木飛呂彦さんが描くところの
岸辺露伴の職業へのこだわりは
「この岸辺露伴が金やちやほやされるために
マンガを描いていると思っていたのか」という
露伴のセリフからわかるように
露伴にとってマンガを描くという行為は
読者と自分のため以外、誰の、何のためでもないのです。

一生さんは芝居をやっている自身に近いものを露伴に感じており
露伴のセリフの数々は「ここまで職業にこだわってもいいんだ!
偏ってしまってもいいんだ」と10代の一生さんが
後押しされた事は大きかった言います。

おおげさではなく一生さんが俳優という職業を
続けていくための指針ともなる要素が詰まっていたのだと想います。

露伴は漫画家としてのしっかりとした型や規範、ルールを
十二分にわきまえているからこそ
型から飛び出すことが出来るのであり
飛び出すことであらゆる実験を試み
場合によっては規範に背く事で生じる事象を体験することも‥
だから岸辺露伴の柔軟性は際立っているのでしょう。

俳優という職業も、免許や資格がいらない仕事だからこそ
型、規範、ルールを大事にし、どう守破離していくか‥ですね。
基礎がしっかりしていなくてはアレンジさえできませんものね。

一生さんは言います『露伴ちゃんはものを見て
それをトレースして、ちゃんと自分のフィルターを通して
出力する人。つまりは守破離を完璧にこなしている人です。
これは表現者として一つの理想像なので、そういう部分に
とんでもなく共感を覚えました。』と‥

なるほど‥守破離か‥しゅはり、シュハリ、しゅ・は・り‥



そんな岸辺露伴に12月なったら又会える‥
待ち遠しいです










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